公認会計士ぐっちの投資ブログ

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確定申告備忘録④:寄附金控除(ふるさと納税)

本日は寄附金控除です。

近年、利用者が増加傾向にあるふるさと納税による所得控除がこれに当たります。寄附金控除については、必ずしもふるさと納税に限った所得控除ではなく、他の寄付金も対象としていますが、以降はふるさと納税のケースの詳細について書きたいと思います。

ふるさと納税をすると、各自治体より寄付金受領証明書が送付されてきて、これが確定申告の際の寄附金控除のエビデンスになります。 ふるさと納税ワンストップ特例制度 を利用する場合には、寄附時に特例制度を利用する旨チェックしたうえで、自治体から送られてくる書類に必要事項を記入して送り返す必要があります。ただし、確定申告が不要な給与所得者については、ワンストップ特例制度を利用すれば確定申告せずとも、翌年以降の税額が控除されるため、一手間かける価値はあります。(ただし、特例制度利用の場合は、5自治体まで。) 

 

通常、所得控除は文字通り、所得金額の控除のため、所得控除額×税率が税金の軽減額となりますが、ふるさと納税の場合は、特殊な制度で、所得により決定される上限額から国税における税の軽減額を引いた残額が住民税額より控除されることにより、税額控除に近い性質を持ちます(なお、2千円を超える額が控除の対象となるため、2千円は必ず負担することになります。)確定申告せず、ワンストップ制度により控除を受けている人たちは、全額が住民税から控除されることになります。通常は、所得控除を受ける場合、年末調整などでの申告が必要となりますが、文字通り特例のため、提出した申請書に基づき、住民税が別途控除されることになります。

 

 

〇上限まで控除を利用するためには、シミュレーションが必要。

上限まで枠を使うためにはシミュレーションが必要となります。それなりに複雑な計算となりますので、以下のようなふるさと納税サイトなどでシミュレーションをするのが良いと思います。

楽天ふるさと納税 かんたんシミュレーター

https://event.rakuten.co.jp/furusato/mypage/deductions/?l-id=furusato_pc_top_headmeunu_deduction

ふるさとチョイス かんたんシミュレーション

https://www.furusato-tax.jp/about/easy_simulation?header_guide

 

 

〇ワンストップ特例制度と、確定申告を用いた場合の税額控除の差は?

金額自体に変わりはありませんが、税額控除の時期が若干異なります。

ワンストップ特例制度と、確定申告をした場合の差の大きな点として、ワンストップ特例制度の場合は、住民税から税額控除されるのに対し、確定申告をした場合は、国税及び住民税から控除されるため、控除額自体に差はないですが、控除のタイミングが異なってきます。具体的には、ワンストップ特例制度を用いた場合は、翌年6月以降に支払う住民税の金額から控除されることになります。一方で、確定申告をした場合、翌年の3月までに納付する税額が減少しつつ、残りの控除分については、翌年6月以降に支払う住民税の金額が減ることになります。

 

最初の年は本当に寄附に対応する金額の控除がされているか、冷や冷やしながら住民税の決定通知を待ったものですが、しっかりと控除はされているはずなので、翌年度の住民税の決定通知を確認してみてください。また、寄附しただけで満足せず、税務メリットを享受するためには書類の提出や確定申告が必要となるので、ご留意を。