公認会計士ぐっちの投資ブログ

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会計士受験回顧録①:短期合格の要因

今日は少し趣向を変えて、私の会計士試験受験時代について書いてみようと思う。

もう会計士試験をパスしてからかれこれ、10年以上経ってしまっているので、多少事情が変わっているかもしれない。しかし、短答式試験論文式試験と言う大きな括りは変わらないし、受験科目が変わっていないということなのでそれなりに今の受験生にも活かせることもあるだろう。ということで、これから何度かに分けて、私が実践した受験テクニックなり、受験体験について書いてみようと思う。会計士受験生は近年1万人程度で、3千人程度が2段階目の論文式試験にトライし、1千人強が合格するという試験である。他の業界に比べて、わりとマイナーな世界の話であるが、業界に優秀な人が入って来てほしいという願いはかねてからあり、あえて書こうと思う。

 

私は大学3年の4月から簿記の勉強をスタートして(一般的には遅い)、6月の3級、2級の試験を経て、11月には1級の試験を受験し、見事これらのすべてをパスした。スタートは遅めであったが、幸い大学の単位は順調に確保していたため、勉強に専念できたことが良い結果を生んだ。翌年5月の当時は年1回だった短答式試験を受け、 8月の論文式試験にも運よく一発でパスした。こう書いてしまうと非常にすんなりと合格したようにも見えるし、一般的にはこの1年半弱の受験生活というのは、会計士受験の世界では大して長くもないかもしれない。

 

このように、比較的短期間でクリアできたのにはいくつかの要因があった。その要因については、次回以降も、いくつか紹介していこうと思うが、今日は短期間合格の1つの要因として、既に書いたように、会計士受験の過程で、「簿記1級までを習得したこと」である。一見、遠回りにも見えたし、会計士試験の受験要件でもないので、必ずしも簿記の資格は必要はないが、以下の理由により、かなり妥当な方法であったと今更思う。

 

①科目の重複

簿記は商業簿記からスタートし、工業簿記、1級になるとこれに会計学原価計算が試験科目になる。これらの多くが、会計士試験においても受験科目に含まれ、ここで基礎を鍛えることができるのが、会計士受験の過程で簿記を学ぶ1つの意味合いだ。

②続けるかどうかの指標を提供してくれる

正直、勉強をスタートする段階で、簿記というものが何かも詳しくは知らず受験生活を始めた私(こういう人は案外多いのではないか。)には、公認会計士を目指すうえで、自分が簿記や公認会計士の勉強に向いているかどうかを見極めることは難しかった。その意味で、簿記の試験はちょうどいい指標を提供してくれた。すなわち、簿記の勉強の過程で、向き不向きが分かってくるので、その後の勉強を続けかどうかの判断指標となったということである。実際、簿記は答えがはっきりしていて、解いていくのは楽しかった。自分にはとてもフィットしていたので、その後も続けることができた。

③自信がつく

これが地味に一番大きな意味かもしれないが、簿記の試験を段階的にパスしていくことで、ある種の成功体験も獲得でき、自信の獲得につながった。何者でもない自分に資格が少し加わるということで、簿記の試験を経たことは、長丁場の会計士試験を受ける中でも、良い道筋であったと今でも思う。結果的に翌年8月の論文式試験まで合格を続けることができ、いい運を駅続できたのである。

 

次回以降も、短期合格の要因について書いていきたい。