公認会計士ぐっちの投資ブログ

地方出身、首都圏在住、自由な生き方を目指す公認会計士のブログです。株式、不動産などの投資、勉強、旅などをテーマにブログ書いています!

公認会計士になるには⑦:修了考査 Part2

みなさん、今週もよろしくお願いします。公認会計士のぐっち(@CPAgucci)です。
前回は公認会計士資格取得の最終関門である、修了考査の概要や、出題範囲について書きました。
今回は、実際の試験対策や、気になる合格率について書きたいと思います。
 
✓ 修了考査に対してはどのように対策する?
こちらは、修了考査の1つの安心の要素ですが、TAC、大原といった大手予備校では修了考査対策の講座が設けられています。ですので基本的にはカリキュラムに沿って勉強していけば、普通に受かります。
また、費用面でも、少なくとも、大手監査法人では予備校費用の負担も基本的にはしてくれるはずなので、多くの人にとっては費用負担についても心配いりません。
 
また、試験対策の具体策について、試験自体は合格者を選抜する要素よりは、不合格者を振るい落すイメージの強い試験です。すなわち、大勢の受験生が合格する試験ですから、大半の受験生が通常回答できるようなど真ん中の論点をしっかりと習得していくのが試験対策の基本となります。別に奇をてらう必要性はありません。
前回書いたように、確かに出題範囲は広く、特に勉強開始のタイミングが遅れた方はメンタル的に非常にきついと思いますが、多くの受験生が受かるということを安心に、是非メンタルを保ちながら試験対策に臨んでもらえればと思います。
 
実際の勉強として、私の経験から言うと、授業のDVDを見て、テキストを読んで、問題集を読んで、答練を解いたというシンプルにやったことはそれだけです。
 
また、過去問も日本公認会計士協会のホームページで公開されています。過去問対策は基本私はしっかりとはしませんでしたが、雰囲気をつかむため、勉強の方向性が誤っていないかを確認するため、解答とともに設問を確認をしました。
 
✓ 修了考査の合格率は?
さて気になる合格率についてです。
こちらも安心要素になりますが、修了考査の合格率は、公認会計士試験の合格率と比べると高いです。公認会計士試験は、合格者を絞る試験という印象がありますが、修了考査は既に公認会計士試験をパスし、実務も経ている方が対象になるため、合格者はある程度確保され、不合格者をあぶりだす要素が強いと思います。
 
実際の合格率の数字を見ていってみましょう。こちらも毎年4月に日本公認会計士協会のウェブサイトにて公開されます。
(我々も、後輩受験生の合格確認のため、毎回確認しています。)
 
過去5年の傾向を見てみると対受験者数との比率での合格率は、以下の通りです。2017年までは、3人に2人以上は合格する試験となっていました。2018年は合格率が大幅に下がり、56.1%となっています。
 
2018年 56.1%
2017年 69.3%
2016年 69.6%
2015年 71.8%
2014年 70.8%
 
確かに、2018年は合格率が下がったようですが、こちらは大きな傾向で合格者を減らそうとしているのか、はたまた母集団の性質が悪化したのか現状はわかりかねるところです。2019年試験の傾向がどうなるかは見ものかと思います。
とはいえ、いずれにしても受験者の半分以上は合格するわけですし、この中にはほとんど勉強していない受験生も相当程度含まれるため、勉強をしっかりとやっている方については極度に不安に思わず、自信をもって試験に臨んでもらえたらと思います。
 
難関といわれる公認会計士試験を突破後も、再度試験などに追われることになりますが、その過程で理論と実践がかみ合ってきますので、公認会計士試験の受験時代のような、勉強だけしていて社会との接点がない歯がゆさはなくなる点では明らかに違います。まとまって勉強できる最後の機会だと思って、思い切り勉強してもらうのが良いと思います。
以上、2回にわたり修了考査についてでした。