公認会計士ぐっちの投資ブログ

地方出身、首都圏在住、自由な生き方を目指す公認会計士のブログです。株式、不動産などの投資、勉強、旅などをテーマにブログ書いています!

公認会計士になるために⑨:論文式試験の合格者数は?合格後の就職は?

こんばんは、公認会計士のぐっち(@CPAgucci)です。

前回は、公認会計士の登録や資格の価値について書かせていただきました。

私の印象では、公認会計士になる過程における3つの試験のうち、試験の難易度といった意味では、個人的には(多くの方も同じ認識かと思いますが)公認会計士試験の論文式試験が最難関との認識です。

ところで、論文式試験の合格者は毎年どの程度の人数出ているのでしょうか?また、就職の状況はどうなのでしょうか。本日はその辺りについて書きたいと思います。

 

✔︎ 論文式試験の合格者数の推移は?

 

最難関試験である第2段階の試験、論文式試験。果たして合格率はどのように推移しているのでしょうか。

 

こちらは毎年、公認会計士・監査審査会のウェブサイトで公開されていますが、近年は1万人弱願書を出して、毎年1千人弱が合格するという傾向が続いています。

 

合格者推移(カッコ内は願書提出者比での合格率)

2019年 1,337人(10.7%)

2018年 1,305人(11.1%)

2017年 1,231人(11.2%)

2016年 1,108人(10.8%)

2015年 1,051人(10.3%)

2014年 1,102人(10.1%)

2013年 1,178人(8.9%)

 

また、女性の合格者比率が少しずつですが高まっているのは業界としては良い傾向ですが、まだまだ5人に1人と少ないですね。資格を保有するということは復職もしやすく、女性にもメリットはあります。会計士業界も一層、働き方改革が進むとこの数値も上がってくることと思います。

 

合格者に占める女性合格者の推移(カッコ内は対合格者比率)

2019年 315人(23.6%)

2018年 266人(20.4%)

2017年 242人(19.7%)

2016年 236人(21.3%)

2015年 207人(19.7%)

2014年 189人(17.2%)

2013年 224人(19.0%)

 

なお、合格率は願書提出者をベースとしたものであり、論文式試験の受験者数だけに絞ると例えば2019年試験で3,792人ですので、これを分母とすると、合格率は35.3%となり合格率は上昇します。いろいろな考え方ができますね。

 

✔︎ 合格した後は、どのような就職先がある?

合格者のうち、多くの方が一旦は監査法人への就職を選択します。せっかく、監査と会計の資格を保有する権利を得たわけですから、監査法人に就職するのはそれなりに合理的な選択かと思います。

前回も少し書きましたが、合格者の多くは公認会計士資格取得のために必要な実務経験を求めて、また、実務補修所への通学のサポートも踏まえて、ひとまずは監査法人に就職します。裏を返せば、入社から3年後の資格取得のタイミングが、他の業界などへの転職のタイミングの1つにはなります。また、財務諸表監査は他の業種では経験できない独占業務であり、将来的に転職するとしても、一度は経験しておくことも無駄でないと思います。そのほか、事業会社の経理への就職などさまざまな進路が考えられます。私は、もともと将来的に経営者を支える立場になりたいと思い、公認会計士を志しました。結果的に、監査法人での様々な業務を通じて、さまざまな経験が積めたことから、最初の就職先として監査法人を選んだのは正解であったと思います。

監査法人については、馴染みもない方も多いと思いますが、そのうち監査法人についても書いてみたいと思っています。

 

✔︎ 論文式試験合格後のスケジュール、監査法人への就活

監査法人への就職はどのように進むのでしょうか。

論文式試験の合否は毎年11月に発表されます。多くの合格者が就職する監査法人については合格発表直後から本格的に採用活動がスタートします。合格発表後に法人説明会がスタートして、面接等を通じて選考が行われ、12月には内定通知が出されるという流れです。

合格発表から内定通知まで1カ月も期間がない非常に短期決戦になるわけですが、短答・論文式試験がある意味で就職活動の一環と捉えると、合格発表後の選考が短期に事が運ぶのも頷けるかと思います。

その後、大手監査法人は近年、合格年の翌年2月入社が基本となっています。

我々の頃は合格翌月の12月から入社し、研修が始まっていましたので、今は少し余裕がありますね。

 

本日は、近年の合格者数の推移や合格後の就活などについて書いてみました。業界の魅力を高めて、良い人材が集まってよう私自身も今後とも努力したいと思います。それでは、明日がいい1日になることを願って、おやすみなさい。